４月から新年度。前回もお伝えした通り、今年度から月2回の介護力向上委員会で個別カンファレンスを行います。
　新年度ということもあり、1回目の委員会はリーダー以上のメンバーのみの結集会。2回目は今年度の委員会の趣旨と目標についてだったため、個別カンファは行いませんでした。
　しかし、担当のアセスメント、経過記録は日々続いていますのでそのご報告をさせて頂きます。
　
　
　まずアセスメント総括表の提示から
　
　

　一番変わったのは水分量！600ccから2300ccにあげています。あと布パンツの着用でしょうか・・・。
　しかし、まだまだ課題が山ほどあります。その課題に対しての対策としては
　
　課題別ケアプラン表
　

　
　実際に課題に対しての取組みは
　水分ケア記録
　


　

　目標2300ccに達していない日もあります。スタッフによって入る日、入らない日が固定されない様に担当者またはリーダーより指導があります。
　
　歩行ケア記録
　
　
　

　
　目標1日60mはほぼ達成できています。初めのほうは、なかなか身体状況を掴めず、スタッフにより差が出ていましたが、出来る人に教えてもらったりして介護技術の共有ができたため安定した歩行訓練が行えています。
　４月はこの歩行訓練にも改善点が表れました！
　これまでは麻痺側が地面に着いた時に介助者が足をけり上げていたのですが、左半身を上側に浮かせるように介助すると自力で麻痺側を前にだす事ができます。今では、100m歩行もできるようになっています。
　
　以下、経過記録
　　
　　
　
　この方はそもそもの課題に夜間不眠がありました。
　その症状を緩和するためにも日光浴（実際に太陽の光を浴びること）が大事だと以前のカンファレンスでも話がでて、現在は外気浴も兼ねユニットのベランダで歩行訓練を行っています。その効果とも言えるのでしょうか・・・週に2回程、夜間良眠ができています。決して朝までぐっすりというわけではありませんが、明らかに入所当時より眠れています。
　
　
　5月はこの方のカンファレンスが委員会で行われ、各部署メンバーの意見や、提案・アドバイスが飛び交い、更なるケアプランの向上が目指せるかと思います。
　
　入所者様来月への期待
　 歩行訓練や外気浴によって日中の意識レベルがアップし、
夜間の良眠へとつながり一定の生活リズムが生まれてくると考えています。