理事会・評議員会報告

社会福祉法人陽光 定時理事会議事録

日 時:令和2年12月5日(火) 10:30~11:40
場 所:熊本県熊本市西区河内町白浜字堀切1440-2
    みかんの丘 会議室及びWEB
理事総数:7名
出席理事:7名
   出席理事:上野歩、原口秀輝、森田公一、小畑一喜、池尻久美子、河津磨和、前川直
出席監事:1名
   出席監事:梶原浩一
欠席監事:1名
   欠席監事:村田彫二

議事経過の要領とその結果

 上記の通り定款第26条第1項に規定する定足数に達したので、本理事会は適法に成立した。定款第27条第2項の規定により、議長に理事長、議事録署名人は監事梶原浩一となり、即時その就任を承諾し直ちに議案審議に入った。

議長:業務執行状況を担当者より報告いたします。

池尻:令和2年度の業務執行状況を報告したいと思います。
新型コロナの影響をうけ、事業計画においては、地域行事関係が実施できておらず、また、利用者減や新規利用者獲得が予定通り増えていないことで、デイサービスにおいては、予算対比では減少する見通しです。他事業所の上半期は大体予算通りに遂行できております。
その他10月の中間面接が特養において、病休者対応での勤務変更にて、数名終了していない状況です。法人の委員会活動、会議については、WEB会議にて実施しております。
次に施設整備に係る点検及び修繕については、予定していた施設設備関係の点検(簡易水道検査、空調機保守点検等)は予定通り実施できており、各事業所の車両リース満了に伴い新規で車両リース契約を4件締結しております。
 次に施設北側斜面が、7月大雨で崩落。境界が不明であったため、10月21日に熊本市職員との立ち合いの結果、現在残っているコンクリート杭の境界で了承。今後熊本市と協議しながら、工事については進めていくことになります。
 次に法人事務関係として、デイサービスセンターみかんの丘の第三者評価を実施し12月末には公表される予定です。また、デイサービスセンターみかんの丘においても訪問看護事業所との看護連携の契約締結を行いました。その他、勤怠管理システムを導入し来年4月からの始動に向けて調整中です。
次に新型コロナウイルスの感染対策についてですが、現在も感染の拡向が続いており、都度感染BCPの追加修正を行いながら、日々、緊迫感をもって、各部署感染対策を継続実施しております。
当法人職員や、利用者の家族が濃厚接触者となった事例はありましたが、職員・利用者で現在のところ濃厚接触者となった事例はありません。今後施設入所時は、PCR検査を実施していくなど、入り口対策を強化していきます。
最後に諸会議状況及び退職・採用状況については資料の通りになっております。以上です。

議長:何かご質問等ございませんか

議場 特になし

議長:それでは議案に入りたいと思います。



第1号議案:第1号議案:社員寮土地購入・借入金について

議長: 社員寮土地購入・借入金について担当者より説明します。

池尻は資料に基づき説明を行った。

池尻:前回の8月理事会報告案に対して一応了承はいただきましたが、理事会後、施設周辺での土地を検討できないかという意見に対し、急遽、施設周辺、現在の実習生の寮周辺それぞれのメリット、デメリットを記載し、日本人職員向けには記名不要でのアンケート、外国人実習生には聞き取りにて意向調査実施しました。
職員寮とは、外国人だけでなく、日本人も入居をしたいと思える魅力がないと、職員寮の稼働率を一定化させていくことができません。そのためには、職員の意向を第一に考えることが必要であり、アンケートや聞き取りの結果を踏まえ、1次の予定通り、天水地区に職員寮を建築することとしました。
今年度の予定として令和2年 1月15日土地契約金、仲介手数料半額支払い。その後、前回報告同様、現在農地である寮の建設予定地については、ハザードマップでの調査結果、0.5~1mの水没地域であり、道路より0.5m高くなるように造成2月~3月で業者と調整中です。
現在、㈱肥後銀行にて15年で約50,000,000円を変動金利0.6%で借入を予定しております。今後の予定として、今年度中に土地購入・造成を完了し、来年度(令和4年3月)までに建物の竣工を考えています。また、前回の理事会にて議論になった「拠点経費」については、法人全体の職員寮になるので、税理士事務所と協議した結果、本部拠点会計での処理で行う予定です。
 最後に経費面についても資料の通り、今後継続的な人員確保を行っていくためにも、長期的にみると、寮を建築した方が経済効率はいいと考えております。

議長:何かご質問等ございませんか

森田:ハザードマップでの調査結果、0.5~1mの水没地域と説明がありましたが、現在0.5mの造成で考えているとのことですが、1m上げておいたほうが良いのではありませんか。

池尻:土地の両隣に民家・歯科が現在あり、1mも地盤を上げるのは厳しいと思います。出来る限り造成の時に上げられるように相談してみます。

原口: 今、賃貸の社宅は天水地区とのことですが、送迎はどのようにしているのですか。

池尻:職員で送迎を行っています。出勤時間が同じ職員に送迎をお願いして、距離に応じて送迎手当を支給しています。職員アンケート時に今の技能実習生にも施設周辺か天水地区か尋ねてみたのですが、やはり施設周辺だと買い物とか遊びに行けないので天水地区が良いとの返事でした。

議長:その他、何かご質問等ございませんか。

議場 なし

以上の説明の後、議長は議場に挙手にて承認を求め満場一致で承認された。



第2号議案:介護ソフト入替購入について

議長: 介護ソフト入替購入について担当者より説明します。

池尻は資料に基づき説明を行った。

池尻: 現在、法人で使用している介護ソフトは、㈱内田洋行の絆(パッケージ型介護ソフト)であるが、今年9月中旬に業者から、現在の介護ソフト「絆」が今年度で終了し、来期からクラウド型介護ソフトの「絆Core」にバージョンアップするということで、移行時手数料等費用(約600万円)の説明をうけました。
そこで、以前から現場で現在の介護ソフト「絆」について、「使いにくい」等の意見が上がっていたため、これを機に、法人内で介護ソフトを見直す検討をすることとしました。
パッケージ型の介護ソフトでは、サーバーを設置し、保守料及び介護保険改正等が行われるたびに費用が掛かり、サーバーの故障等によりデータが失われる恐れもあり、バックアップ等も法人で行っていかなければなりません。当法人でも2年前にサーバー故障にて全データ消失したことがあります。作業及びリスクを回避し、使用デバイスが幅広く使え、現場の効率化のために、クラウド型介護ソフトで検討することにしました。
9月下旬、「絆Core」のほかに、業界シェア数や施設での導入実績が多い「ケアカルテ」「ワイズマン」を選択肢として加え、デモの日程を調整し、10月13日に3社のデモを実施しました。
各部署主任・リーダーが参加し、実際に操作しながら、各部署説明を受けながら、資料の項目について比較検討をしてもらった結果、参加者全員がケアカルテの操作性がよく、画面が見やすいとのことで、ケアカルテを選択。総合的に検討した結果、初期導入費用は一番高額にはななりますが、今後何十年も使用することを考えると、IOTとの連携により、より業務効率化を図っていけるであろう、ケアカルテに変更していきたいと考えております。

議長:何かご意見はございませんか

議場 なし

以上の説明の後、議長は議場に挙手にて承認を求め満場一致で承認された。



第3号議案:令和2年度2次補正予算(案)について

議長: 令和2年度2次補正予算(案)について担当者より説明します。

前川:令和2年度1次補正予算(案)について説明いたします。
まず資金収支決算の法人全体として、
事業活動収入計 令和2年度1次予算515,833千円に対して
2次補正517,389千円とプラス1,556千円
事業活動支出計 令和2年度1次予算487,395千円に対して
2次補正489,199千円とプラス1,804千円
事業活動資金収支差額 令和2年度1次予算28,438千円に対して
2次補正28,190千円とマイナス248千円

施設整備等収入計 令和2年度1次予算0千円に対して
2次補正12,000千円とプラス12,000千円
施設整備等支出計 令和2年度1次予算34,552千円に対して
2次補正46,962千円とプラス12,410千円
施設整備等資金収支差額 令和2年度1次予算-34,552千円に対して
2次補正-34,962千円とマイナス410千円

その他の活動による収入計 令和2年度1次予算21,368千円に対して
2次補正12,236千円とマイナス9,132千円
その他の活動による支出計 令和2年度1次予算12,368千円に対して
2次補正13,236千円とプラス868千円
その他の活動資金収支差額 令和2年度1次予算9,000千円に対して
2次補正-1,000千円とマイナス10,000千円

当期資金収支差額合計 令和2年度1次予算2,886千円に対して
2次補正-7,772千円とマイナス10,658千円

2次補正予算について本部拠点、河内拠点、池上拠点については資料のとおりです。

2次補正予算の事業活動収入についてですが、施設事業所においては新型コロナの影響も少なく順調に推移していますが、池上拠点のデイサービス事業所において新型コロナの影響及び新規獲得者が予定よりも少なく、2次補正で介護報酬の収入を約2,300千円下方修正しております。しかし、感染症緊急包括支援事業により補助金収入が法人全体で約4,000千円あり、事業活動収入で1,556千円増収を見込んでおります。
次に事業活動支出については、ほぼ予算どおりなのですが、新型コロナ感染予防対策により保健衛生費等の費用が約1,100千円増加しています。
次に施設整備等収入においては、土地購入資金借入金 12,000千円を計上、施設整備等支出においては福祉医療機構への返済、土地購入資金、パソコン等の固定資産購入費、第2号議案で承認いただいた介護ソフト購入費を計上しております。 全体的には事業活動計算書の経常増減差額において、昨年度マイナス1,260千円から今年度プラス3,500千円(予算)まで改善する予定です。今年度は介護ソフト購入の設備投資があり、資金収支予算で上記のとおりマイナス計上となりますが、来期はプラス計上出来ると考えております。
また、新型コロナウイルスの感染についても終息が見えておらず当法人においても、いつ感染者が発生してもおかしくは無い状況あり、事業所において感染者が発生した場合、休業等で急激な収入減が発生し、資金面で一時的に不足することも考えられがその場合、佐賀銀行の当座貸越契約範囲(1億)内で対応しようと考えております。以上で説明を終わります。

森田:佐賀銀行の当座貸越契約の範囲金額は議事録にきちんと1億円と記載をお願いします。

前川:わかりました。

議長:何かご質問等ございませんか

以上の説明の後、議長は議場に挙手にて承認を求め満場一致で承認された。



その他

議長: 理事会の議案については以上になりますが、その他皆さんから何かございませんか。

議場 なし

議長:それでは次回理事会のスケジュールですが、令和3年3月13日(土曜日)を予定しております。議案については御覧の通り、2次補正の変更が発生した場合には3次補正予算、令和3年度の事業計画・予算、評議員選任・解任委員会の委員選任、評議員推薦他となっております。予定を入れておいてください。

森田:来年度は理事会・評議員会の同時改選となりますので、工程表の作成をお願いします。

議長:わかりました。



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