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自立支援 バックナンバー

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81歳の男性(要介護度3)

入院経緯
起床時にふらつき見られ歩行困難。骨折の疑いあるとの事で病院受診した。
大腿骨頸部骨折と診断されH28年3月2日、入院となる。手術後は経過良好で3月28日退院となる

退院後の状態(3月28日)
・水分・・・提供すると拒むことなく摂取。1600cc~1800ccとバラバラ
・食事・・・1550カロリー摂取。
・活動・・・車椅子使用にて過ごされ、毎食時椅子に座り替えようとするも抵抗見られるため2名介助実施。起床時も抵抗見られ1名介助困難のため2名介助実施している
・排泄・・・病院では、癖であるオムツ触り等がみられることはあまりなかったが、オムツ交換時は理解が得られれば抵抗がなく、理解が得られない時は抵抗がみられていた。退院後、トイレ誘導時声かけして実施したが抵抗見られ1名介助困難な為2名介助にて実施。その際立位・旋回可能。
・認知面・・・収集癖あり。食器・コップをズボンの中に入れる行為見られ、声かけしてもズボンから出されないため回収するが抵抗見られる(入院前から見られている)

現在の状態(2か月)
おじいさん ・水分・・・目標1800ccにプラン設定し提供。日によって水分摂取にムラがあるも1800cc以上は摂取される
・食事・・・1550カロリー摂取。
・活動・・・現在は歩行器ベースで過ごされている。歩行訓練は最初立ち上がる際は抵抗見られ2名介助で行っていたが(今は1名で可能)歩かれると1名介助で軽く支える程度で問題なく歩かれる。距離は45m→60m→90mと歩行距離が徐々にアップされる。起床介助は今も2名介助にて実施している
・排泄・・・退院後より1名介助でもスムーズにトイレ誘導でき、時折抵抗みられるが時間誘導し立位・旋回はスムーズに行う事が出来ているも失禁がときどき見られる。排便は自然排便ができている
・認知面・・・収集癖あり。食器・コップをズボンの中に入れる行為あるが声かけにてズボンから取り出されることがあるがほとんどこちらから回収している(回収の際抵抗はあまり見られない)

今後の目標
骨折される前は独歩で歩かれていたので骨折される前の状態まで回復出来ること。収集癖があり認知症アセスメントチャートを使用すると葛藤型と推測できる。収集癖の改善のため買い物に外出できるように毎日の歩行訓練の継続、認知面の改善をはかる。

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