理事会・評議員会報告

社会福祉法人陽光 定時評議会議事録

日 時:平成30年6月9日(土) 11:00~11:40
場 所:熊本県熊本市西区河内町白浜字堀切1440-2
    みかんの丘 地域交流センター夢見館
評議員総数:8名
出席評議員:7名
  出席評議員:西田伸二、上杉茂雄、土屋政伸、森崎光、富永則幸、坂本篤史、山野清治
欠席評議員:1名
  欠席評議員:藤井浩孝
出席監事:1名
  出席監事:村田彫二
その他陪席:3名
  陪席:上野歩、池尻久美子、前川直

議事経過の要領とその結果

 上記の通り定款第13条第1項に規定する定足数に達したので、本評議員会は適法に成立した。定款第9条の規定により、議長選任について議場に諮ったところ、評議員坂本篤史が全員一致を持って可決選任された。
坂本篤史は議長席につき、定款第14条第2項に定める議事録署名人を議場に諮ったところ上杉茂雄、土屋政伸が全員一致をもって可決選任された。被選任者は即時その就任を承諾し直ちに議案審議に入った。

議長:それでは審議の方へ入って行きたいと思いますが、報告事項として平成29年度監事監査報告を村田監事より、続いて平成29年度事業報告を池尻理事より報告をお願いします。

報告事項

村田:監事監査の報告を致します。平成30年5月8日に監事監査を行い監査の結果、事業報告及びその附属明細書は、法令及び定款に従い、法人の状況を正しく示しているものと認めます。理事の職務の遂行に関する不正の行為又は法令若しくは定款に違反する重大な事実は認められません。計算関係書類及び財産目録については、法人の財産、収支及び純資産の増減の状況を全ての重要な点において適正に表示しているものと認めます。
以上報告いたします。

池尻は事業総括資料のとおり事業報告を行った。

池尻:事業報告の財務の視点のところで記入をお願いします。前年度比、約12%の収入増を達成いたしました。平成29年度は順調ではあったのですが、やはり人員の確保が難しく、今後の一番の課題になると思っています。

その他、池尻は各事業所の入居及び利用状況、食事の状況、事故発生状況、満足度調査アンケート結果、食事アンケート調査結果、苦情処理状況、職員の採用・退職状況、地域における公益的な取組状況について説明した。

議長:ご質問等ございませんか

議場 特になし

議長:それでは議案に入って行きたいと思います。



第1号議案:平成29年度決算について

議長は平成29年度の決算報告について、担当者より報告説明することを伝え、担当者は資料に基づき説明した。

前川は財産目録及び貸借対照表、財務諸表に対する注記等の決算書類に基づき、議場の評議員に対して次のように説明した。

前川:財産目録について、流動資産は173,136千円で終えました。固定資産の基本財産としては土地が135,000千円、建物が593,581千円となり、最終的に資産合計が798,463千円の所有となりました。事業未払金として3月未払いが8,844千円、3月16日から31日までの職員給与未払いが13,415千円、借入金返済等を含めて流動負債合計が37,309千円となりました。固定負債として当施設の建設での借入金が70,140千円の借入残高となり、負債合計で107,449千円となりました。差引純資産として691,014千円で終えました。次に前年比で貸借対照表では流動資産は前年比41,788千円増加、固定資産は減価償却等で減少し、流動負債は前年比1,032千円増加となりました。固定負債は70,140千円と前年比15,040千円減少しました。財務諸表に対する注記より当法人の退職給付制度として独立行政法人福祉医療機構の共済制度を採用している為、一括費用計上となります。基本財産としては減価償却を行い593,581千円の所有となりました。その基本財産を福祉医療機構へ担保に供した資産としています。固定資産としては減価償却を行い、基本財産を含まない金額で24,550千円を所有しています。債権としては国保連、利用者負担金を合わせて74,687千円の残高となっています。
次に資金収支予算対比としては法人全体より説明します。事業活動収入が予算471,489千円に対して決算474,413千円と2,924千円の増となりました。事業活動支出が予算423,994千円に対して決算407,847千円と16,146千円の増となり、事業活動資金収支差額として決算額66,565千円と予算比19,070千円の増となりました。施設整備等による収入についてはほぼ予算どおりとなり、支出については予算比100,521千円の増となりました。差額については事業報告でも説明した新規事業の遅れによるものです。その他活動収支差額は予算比105,000千円の減、こちらも新規事業の遅れにより借入が遅れたためです。当期資金収支差額合計として決算40,755千円となり、予算比14,591千円の増となりました。
次に本部拠点として事業活動収入については、ほぼ変わらず、事業活動支出については予算比1,226千円の増となり、事業活動資金収支差額として予算比1,227千円の増となった。施設設備等による収支は変わらず、その他の活動収支は資金移動による収入が予算比834千円減少し、当期収支資金差額合計として決算12千円と予算比387千円の増となりました。
河内拠点としては事業活動資金収支差額が予算比10,523千円の増、施設整備等資金収支差額として予算比2,551千円増となりました。その他の活動資金収支差額は予算比9,581千円の減となりました。当期資金収支差額合計として決算19,186千円と予算比3,493千円の増となりました。
次に池上拠点としては事業活動資金収支差額が予算比7,319千円の増、施設整備等資金収支差額は予算比97,970千円の増となり、その他の活動資金収支差額は予算比94,578千円の減となった。当期資金収支差額合計として決算21,556千円と予算比10,710千円の増となりました。

最後に、社会福祉充実残額算定シートに関して、資料のように計算し、充実残高はマイナス257,960千円となり、計画等は必要ありません。社会貢献の所を今年もしっかりやって行こうと思います。

以上の説明の後、議長は議場に挙手にて採決を求め承認6、反対0にて満場一致で承認された。



第2号議案:定款変更について

議長は定款変更について、担当者より報告説明することを伝え、担当者は資料に基づき説明した。

前川は定款変更の理由等を議場の評議員に対して次のように説明した。

前川:昨年の法人監査において評議員の任期について熊本市より指摘を受けまして、今回の評議員会で承認を受けたいと考えております。
定款第7条において、評議員に関して法定の任期を短縮する旨が規定されているが、社会福祉法第41条の規程により評議員の任期を短縮することはできないので、定款第7条の改正を行ってくださいと指摘を受けました。
現在、社会福祉法人陽光の定款で現在2年と定めていますが、社会福祉法の規程で無効となり、最低でも4年になります。熊本市の監査でこの任期については無効である為、急いで定款変更は必要ありませんが、定款変更が発生する時に改正を行うように指導がありましたので今回、池上地区での新規事業で建物、土地を取得するため定款第6章第28条の基本財産項目への記載が必要になり、それに合わせて変更を行いたいと考えております。
平成30年4月に土地取得は済んでいますが建物に関して建築中である為、建物が完成し開設のめどが立った時点で定款変更手続きをとる必要があります。また、定款変更に関しては定款第10条で評議員議決事項になりますので定款変更について評議員会で承認を得られましたら、熊本市へ定款変更の認可申請を提出します。申請の過程で軽微な変更が必要になった場合については理事長専決とさせて頂き、専決させていただいた変更事項については次回、評議員会にて報告させていただきます。
別紙に新旧対照表を作成していますので任期期間の変更及び基本財産の変更の内容を記載しております。

議長: 以上の説明の後、議長は議場に挙手にて採決を求め承認6、反対0にて満場一致で承認された。

議長:以上で本日の議案は以上になりますが評議員の方々からその他、質問等はございませんか

議場 特になし

議長は、以上をもって本評議員会の全ての議案を終了した旨を宣し、閉会の挨拶を述べ、11時40分散会した。

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