理事会・評議員会報告

社会福祉法人陽光 定時理事会議事録

日 時:平成29年10月28日(土) 10:30~11:55
場 所:熊本県熊本市西区河内町白浜字堀切1440-2
    みかんの丘 会議室
理事総数:7名
出席理事:7名
  出席理事:上野歩、原口秀輝、森田公一、小畑一喜、池尻久美子、河津磨和、前川直
出席監事:2名
  出席監事:村田彫二、梶原浩一

1. 議事経過の要領とその結果

 上記の通り定款第26条第1項に規定する定足数に達したので、本理事会は適法に成立した。定款第27条第2項の規定により、議長に理事長、議事録署名人に監事村田彫二と監事梶原浩一となり、即時その就任を承諾し直ちに議案審議に入った。



報告事項

議長は報告事項について担当者より説明することを伝え、担当者は資料に基づき説明した。

池尻:虐待について報告いたします。
平成29年8月1日の19:30頃に虐待事案が発生してしまいました。内容としましては資料のとおり、利用者の髪を引っ張りながら食席に誘導していた。
その姿を他の職員が目撃し報告、本人に確認し、本人もその行為について認めました。
その行為について懲戒処分(戒告)を決定し、本人へ始末書の提出を求めました。家族への説明、謝罪を行い、その後熊本市高齢介護福祉課へ虐待報告、全職員へ勉強会を実施しております。

議長:虐待について質問等ございませんか?

原口:先日、近所の利用者の方から送迎時に車両から降りないとか、ふらついて寄りかかったら手を払われたとおっしゃられた方がおられましたが、この職員ですかね?

池尻:この虐待事案については違うと思います。送迎時ということなのでデイサービスの職員だと思います。初めて聞きましたので調査いたします。

森田:まず、陽光では懲罰委員会はありますか?

池尻:現在、委員会という設置はしておりませんが、今回の虐待の件については理事長、施設長、事務長で協議し、決定したしました。

森田:今後、この職員にも所属長がいると思いますので、所属長等からの意見が聞けるように委員会設置をしたほうが良いかと思います。
また、意見箱などの設置は?

池尻:設置しております。担当は苦情委員会でしており、投稿が少ないという問題点があり取り組んではいますが、なかなか増えない状況です。今年度、設置箇所の増設も行い様子を見ている状況です。

森田:どの施設でもそうだと思いますが、やはり一番は苦情・要望など施設に意見を言いやすい、出しやすい雰囲気作りが大事ですので宜しくお願いします。

池尻:分かりました。今後も原口理事、小畑理事、近所の利用者からの苦情・要望等ありましたら、お知らせください。宜しくお願いいたします。

議長:次に源泉所得税の実地調査について担当者より報告します。



○税務調査について

前川:平成29年10月10日から3日間税務調査が行われました。詳細については資料のとおりですが、指摘事項については給与課税漏れとして、職員通勤手当の非課税限度額超過が1名、理事・評議員に支給する交通費には日額乙欄を適用するべきという指摘があっております。報酬・料金課税漏れ2名が指摘事項です。追徴税額として169,933円発生します。知識不足・確認不足で追徴金が発生しました。申し訳ありません。

議長:税務調査について質問等ございませんか?

議場:ありません

議長: 池上事業「デイサービスセンターみかんの木」状況報告を担当者より報告します。



○池上事業「デイサービスセンターみかんの木」状況報告

河津:前回理事会で新規事業の簡単な工程を申し上げましたが、池上町という土地柄もあり埋蔵文化財調査があり、調査を平成29年8月前半に実施しました。
また、今回の事業(土地規模)が千㎡を越えることから熊本市役所へ訪問。実際建物を建てる範囲を狭め、デイサービスで農業ができるスペースを作ったら開発申請に係らないか議論を重ねましたが、購入する土地に対するものなので「それは出来ないという返答」。結果的に開発許可申請の時間発生し、3ヶ月追加され、平成30年4月オープンが難しい状態になっております。建物については11月10日に入札を行う予定です。入札に関して熊本業者にお願いしたのですが、地震後忙しく何社かは断られ、熊本県で2社、福岡県で3社の合計5社で指名競争入札を実施いたします。 別紙通り工程が進めば、最短で平成30年6月中旬には新規事業所の完成が見込めます。6月中旬の完成になれば「デイサービスセンターみかんの花」がオープンした7月1日に合わせ運営開始を考えています。

議長:池上新規事業について質問等ございませんか?

議場:ありません

議長:報告事項は以上になります。それでは議題に移りたいと思います。



第1号議案:平成29年度2次補正予算(案)

議長:平成29年度の2次補正予算について、担当者より説明します。

前川:平成29年度2次補正予算(案)について説明いたします。
まずは予算金額変更を説明し、その後変更理由・内容について説明していきます。
では金額の変更として法人全体として、
事業活動収入計 前予算437,285千円に対して2次予算471,489千円とプラス34,204千円
事業活動支出計 前予算425,057千円に対して2次予算423,994千円とマイナス1,063千円
事業活動資金収支差額 前予算12,228千円に対して2次予算47,495千円とプラス35,267千円

施設整備等収入計 前予算0千円に対して2次予算0千円と変わらず。
施設整備等支出計 前予算180,092千円に対して2次予算126,407千円とマイナス53,685千円
施設整備等資金収支差額 前予算-180,092千円に対して2次予算-126,407千円とプラス53,685千円

その他の活動による収入計 前予算193,000千円に対して2次予算146,233千円とマイナス46,767千円
その他の活動による支出計 前予算13,750千円に対して2次予算41,233千円とプラス27,483千円
その他の活動資金収支差額 前予算179,250千円に対して2次予算105,000千円とマイナス74,250千円。

当期資金収支差額合計 前予算11,386千円に対して2次予算26,088千円とプラス14,702千円
で2次予算を考えております。

予算金額について本部拠点、河内拠点、池上拠点については資料のとおりです。

次に予算変更理由について各拠点の部署の状況を説明します。

本部拠点は理事長交代による役員報酬減です。
次に河内拠点ですが特養収入については平均入所者予算49.0名に対して、入院等が多く空床が多くなり上半期48.61名と現在のところ予算未達となっているが、8月より看護体制加算Ⅱの取得が出来る配置になり、単価を上げることができて予算上方修正。費用については人件費については、職員の移動及び処遇改善加算増加に伴う予算額増、事業費に関しては、ほぼ変わらず、事務費に関しては台風被害による修繕費の増加に伴い予算額増を見込んでいます。デイサービスみかんの丘収入については予想より、要介護者の延べ人数が1,000名ほど増加する見込み。要支援者(総合事業含む)については減少し、平均単価については5,000円/人ほど下がる見込みです。その結果500万円ほど増収を見込む。費用については、人件費はほぼ変わらず、事業費については利用者の増加に伴うもので、事務費に関してはほぼ変わらない予算を見込んでいます。ショートステイ収入については、特養の空床利用にて予算平均利用者数5.3名に対して現在6.4名となっており200万円ほど増加を見込んでいます。費用については、人事異動、賞与等により人件費80万円ほど増加。事務費、事業費については、ほぼ変更無しです。居宅についてはほぼ予算変更無しです。
次に池上拠点のデイサービスセンターみかんの花については、予定よりも大幅に利用者増となっており、延べで2,000名ほど増加を見込んでいます。費用について、人件費については利用者増加に伴い1名増員、賞与等により約500万円増、事業費については利用者増に伴う増加で約100万円の増加を見込んでいます。事務費についてはほぼ変更無しです。
報告事項で説明しました理由でオープンを3月に予定していたが、遅れてしまい7月オープン予定となり、新規デイサービスでの収入見込みがゼロとなりました。費用についても来年度へ繰り越すことになり予算修正をしております。

以上の説明の後、議長は議場に承認を求め満場一致で承認された。



第2号議案:経理規程変更(案)について

議長:経理規程変更(案)について、担当者より説明します。

前川: 本来であれば、平成29年4月に変更しなければいけなかったのですが、法改正時で経理規程までの変更が出来ていませんでした。申し訳ありません。
法改正による名称変更、随意契約範囲の変更、社会福祉充実計画の追加等ありますので
経理規程の新旧対照表で説明いたします。

前川は経理規程の新旧対照表の変更部分を読み上げた。

議長:経理規程変更(案)について質問等ございませんか?

森田:2つよろしいですか?まず改正日ですが11月1日になっていますが、法改正が4月1日だったので本日改正し4月1日まで遡って適用したほうが良いと思います。

森田:もうひとつは第62条に記載されている特定理事と特定監事は誰のことになるのですか?

前川:すみません。私自身は特定理事については、理事長もしくは私のように会計を担当している理事で監事については会計担当の梶原監事のことだと解釈しているのですが

森田:あいまいなので、特定理事を理事長に変えて、特定監事については梶原監事が会計を担当しているかもしれませんが、特定を消して監事のみの記載が良いと思います。

議長は議場に承認を求め満場一致で承認された。

議長:それでは以上2点を変更し、規程の変更をしたいと思いますがよろしいでしょうか?

議長は議場に承認を求め満場一致で承認された。



第3号議案:就業規則変更(案)について

議長:就業規則変更(案)について、担当者より説明します。

池尻:平成29年10月より育児・介護休業法の改正に伴い、就業規則の変更をしたいと考えております。
また、定年を65歳に引き上げを行い、70歳まで継続雇用に変更したいと考えております。

池尻は就業規則の新旧対照表の変更部分を読み上げた。

議長:就業規則変更(案)について質問等ございませんか?

村田:就業規則については問題ないと思いますが、継続雇用に関する協定に関して、定年時の本俸・調整給100%支給になっていますが、やはり年齢が65歳超えてくると業務内容等も難しくなってくる職員いると思われるので、個別契約できる協定のほうが誤解を招かなくて良いと思います。
もちろん今までどおり勤務できる職員には100%支給で良いと思います。
池尻:分かりました。上限を100%支給に変更し、個別に契約することを追加した協定に変更します。

議長は議場に承認を求め満場一致で承認された。

議長は、以上をもって本理事会、全ての議案を終了した旨を宣し、閉会の挨拶を述べ、11時55分散会した。

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