理事会・評議員会報告

社会福祉法人陽光 定時理事会議事録

日 時:令和2年8月11日(火) 13:30~14:10
場 所:熊本県熊本市西区河内町白浜字堀切1440-2
    みかんの丘 会議室及びWEB
理事総数:7名
出席理事:7名
   出席理事:上野歩、原口秀輝、森田公一、小畑一喜、池尻久美子、河津磨和、前川直
出席監事:2名
   出席監事:梶原浩一、村田彫二

議事経過の要領とその結果

 上記の通り定款第26条第1項に規定する定足数に達したので、本理事会は適法に成立した。定款第27条第2項の規定により、議長に理事長、議事録署名人は監事梶原浩一、村田彫二となり、即時その就任を承諾し直ちに議案審議に入った。

議長:まず、資料の訂正をお願いします。表紙及びP2の曜日を月曜日から火曜日に訂正をお願いします。それでは業務執行状況を担当者より報告いたします。

池尻:令和2年度の業務執行状況を報告したいと思います。
今年度の業務執行状況は新型コロナの影響により、利用者減や新規利用者獲得が予定通り増えておらずデイサービスみかんの丘とデイサービスみかんの花において予算対比で減少する見通しです。
法人全体では、通所介護、短期入所においての、「新型コロナウイルス感染症に係る介護サービス事業所の人員配置等の臨時的な取扱いについて」に基づく特例取扱いによる介護報酬上乗せと特別養護老人ホームでの増収により、前年対比で増収を見込んでいます。その他、施設設備関係の法定点検等は予定通り実施できており、委員会活動、会議についてはWEB会議にて実施出来ておりますが、毎年開催しているみかんの丘秋祭りについては今年度中止することにしました。
次に新型コロナ感染対策について、現在、新型コロナウイルス感染が周辺地域において拡大し、近隣の複数の施設でも感染者が確認されており、都度感染BCPの追加修正を行いながら日々、緊迫感をもって各部署対策を実施している状況です。先日、熊本県、熊本市共に新型コロナウイルスのリスクレベル④の特別警報が発令されたことをうけ、当法人においても近隣施設同様に県内外別居の家族などとの会食等、同居家族以外との濃厚接触がある場合は、最後にその家族等と接触があった日から1週間の間、短期入所生活介護、通所介護の利用を中止する等の対応を追加するなど、対策を強化しながら実施しています。
その他、職員の退職、採用について前回の理事会で2名の採用報告をしましたが、その後、6月16日に池上地区で運転手1名(パート)、7月16日に介護福祉士1名(正規職員)の採用を行っています。
7月15日付けで介護福祉士1名が退職しました。以上、業務執行状況報告です。以上、業務執行状況報告です。

議長:何かご質問等ございませんか

議場 特になし

議長:それでは議案に入りたいと思います。



第1号議案:土地購入について

議長: 土地購入について担当者より説明します。

池尻:当法人においては、昨年度より外国人実習生の受け入れを行っており、今後継続的に受け入れをしていくために、現在の生活圏域周辺に職員寮の建築を将来的に検討していました。
そのような中、今年度、国の施策として、職員寮などを建てる場合、2020~2023年度に限って建物のかかった費用の3分の1が補助されることが決定しました。そこで、この補助金を利用して2023年度までに、職員寮の建設を行いたいと考えております。そこで、現在の生活圏域周辺での土地を探していたところ、資料の土地が見つかり、人気がある場所でもあり、早急に契約をすすめていく必要があり、今回の理事会参集をお願いいたしました。
また、購入予定土地については、農地であるため農地転用申請し許可後に売買可能になるため、まずは売買契約7,190,000円を締結し手付金1,000,000円を支払いたいと考えております。
購入後に土地が現在、農地であるため宅地造成が必要になります。宅地造成に関してはハザードマップ等で調査した結果、0.5mから1m水没地域であるため、0.5m道路より高くなるように宅地造成を検討し、数社と協議した結果、宅地造成費用等に約5,000,000円必要になるため、宅地としては坪60,000円ほどになる予定です。周辺地域の地価も宅地で5~6万円ほどになっています。
今後の予定としては8月中に売買契約を締結し、手付金1,000,000円を支払い、12月には農地転用が許可され土地代金の残金を支払う予定です。尚、仲介手数料が売買に伴い300,000円ほどかかります。

議長:何かご質問等ございませんか

森田:購入予定の土地は施設から何km離れているのですか。

池尻:施設から約6km離れています。今の男性寮の近くで買い物も自分たちで行ける場所で、郵便局・学校・支所が近くにある場所です。

森田:実習生は今、どのようにして施設に来ているのですか。

池尻:職員で送迎を行っています。

村田:資金計画・返済計画等の資料が無いのですがどのように考えているのかを知りたいです。

前川:まだ資料作成は建築部分の費用が全く試算出来ていない状況なので作成できておりません。しかし現在、技能実習生の寮として賃貸で2箇所借りています。2箇所で費用約17万円支出しています。今後8名の実習生の受け入れ態勢を作るためには3箇所必要になり、約25万円かかってしまいます。概算ではありますが、土地の費用が1,200万円ほどで建物を一般的な家庭の住宅4LDKで2棟建設しても4,000万円~5,000万円では建築できるかと考えており、総額で6,000万円程度の投資となります。補助金を申請できた場合約1,500万円の補助が受けられる事を考えると、仮に3箇所を賃貸で考えた場合25万円を25年支払う想定で考えた場合7,500万円支払うことになり、費用的にも建築したほうが安くなると考えています。資金的には土地の購入については自己資金もしくは短期借入金で購入し、次年度以降建築した際に土地購入分も含めて長期借入金でまとめたいと考えております。建築についても設計事務所に依頼し基本設計を行い入札で決定するよりも、ハウスメーカー数社に広さ等の条件のみ指定してプレゼン等で決定したほうが安価になると考えていますが、その件に関しては今後、協議していきたいと考えております。
詳細については次回の理事会を12月に予定していますので、資金計画、返済計画等も含めてその時に説明したいと考えております。

森田:それでは今年度は土地だけの購入で、来年度以降に建築予定ということですか。

池尻:そのように考えております。

以上の説明の後、議長は議場に挙手にて承認を求め満場一致で承認された。



第2号議案:令和2年度1次補正予算(案)について

議長: 令和2年度1次補正予算(案)について担当者より説明します。

前川:令和2年度1次補正予算(案)について説明いたします。
まず資金収支決算の法人全体として、
事業活動収入計 令和2年度当初予算513,043千円に対して
1次補正515,833千円とプラス2,790千円
事業活動支出計 令和2年度当初予算491,053千円に対して
1次補正487,395千円とマイナス3,658千円
事業活動資金収支差額 令和2年度当初予算21,990千円に対して
1次補正28,438千円とプラス6,448千円

施設整備等収入計 令和2年度当初予算0千円に対して
1次補正0千円と変わらず
施設整備等支出計 令和2年度当初予算25,932千円に対して
1次補正34,552千円とプラス8,620千円
施設整備等資金収支差額 令和2年度当初予算-25,932千円に対して
1次補正-34,552千円とマイナス8,620千円

その他の活動による収入計 令和2年度当初予算12,740千円に対して
1次補正21,368千円とプラス8,628千円
その他の活動による支出計 令和2年度当初予算12,740千円に対して
1次補正12,368千円とマイナス372千円
その他の活動資金収支差額 令和2年度当初予算0千円に対して
1次補正9,000千円とプラス9,000千円

当期資金収支差額合計 令和2年度当初予算-3,942千円に対して
1次補正2,886千円とプラス6,828千円

1次補正予算について本部拠点、河内拠点、池上拠点については資料のとおりです。

1次補正予算の事業活動収入についてですが、施設事業所においては新型コロナの影響も少なく順調に推移していますが、特にデイサービス事業所において影響が出ています。デイサービスみかんの木事業所は新型コロナの影響はあるものの、新規利用者獲得が順調で予算対比で増収を見込んでおりますが、他2事業所では新型コロナの影響及び新規利用者の獲得も少なく予算対比で約1,000万円の減収を見込んでおります。
 次に事業活動支出について施設も15年が経過し、修繕が多数発生し費用が増加する見込みです。今年度は新型コロナの影響もあり、予定していた研修等が中止になりに研修費は減る見込みです。
その他、施設設備等資金収支の金額については第1号議案で承認を頂いた土地の購入及び新型コロナ対応設備で陰圧ブース等の購入を追加計画しております。その他の活動資金収支としては土地購入として借入金1,000万円を追加計上していますが、出来れば自己資金もしくは短期借入金で対応したいと考えております。また、5月の理事会で承認を頂いた奨学金事業で長期貸付金として100万円支出しております。以上で説明を終わります。

森田:土地購入の予算が河内拠点で計上されているが、本部拠点ではないのですか。

前川:すみません。現在、河内拠点の実習生しか想定していなかったため、河内拠点で考えていましたが、考えてみれば本部拠点になるかもしれません。会計事務所等に相談し決定したいと思います。

森田:わかりました。

前川:法人全体予算は変更がないので本部拠点で予算計上するか河内拠点で予算計上するかは、会計事務所等と相談の上決定した予算を今回の1次補正予算としてよろしいでしょうか。

森田:それでお願いします。

議長:その他何かご質問等ございませんか。

議場 なし

以上の説明の後、議長は議場に挙手にて承認を求め満場一致で承認された。



第3号議案:定款変更について

議長: 理事会の議案については以上になりますが、その他皆さんから何かございませんか。

議場 なし

議長は、以上をもって本理事会、全ての議案を終了した旨を宣し、閉会の挨拶を述べ、14時10分散会した。



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